風力発電とたのしむ街デザイン。北海道松前町 「リエネウインドファーム松前」が誕生。
まちの特性を活かした風力発電事業によって地域活性化を促進する「リエネウインドファーム松前」(東急不動産株式会社)が、2023年9月17日、北海道松前町にオープンした。
開園にあたっては、地域の子供たちや町内外の協力団体関係者が集まり、同園の企画開発を行う「みんなでつくるプロジェクト」なども行われた。
東急不動産と北海道松前町の協定とは
東急不動産は2019年より北海道松前町において陸上風力事業を展開し、北海道松前町と2019年12月に「再生可能エネルギー事業の推進と地域活性化」に関する協定を締結以来、北海道松前町と連携しながら地域振興とまちづくりの発展に取り組んできた。
また、2022年7月には松前町教育委員会と町内の小中学生への再生可能エネルギーの理解促進を目的とした協定を締結し、 出前授業や風車見学会を実施するなど、環境教育活動を積極的に行っており、町営パークゴルフ場近接地に建つ大型風車の周辺用地を整備することで、同町民に風力発電事業をより身近に感じていただき、北海道松前町の誇る「風」という資源を活かした町のシンボルとなる場所として開発を進めてきたのが「リエネウインドファーム松前」だ。
リエネウインドファーム松前とは
同園にはさまざまな自然景観や施設機能が備わり、「大型風車に続く花と緑の丘の小径」、「丘の上から望む緑と海の景色」を印象的に楽しめるランドスケープデザインをはじめ、「地域と育むファーム」をコンセプトに、大型風車の足元用地を農業によって有効活用した「蕎麦とジュニパーベリーを育てる農作物実証栽培エリア」なども設置。 大型風車に続くフラワーロードエリアではカモミール、ラベンダー、コスモスの栽培に取組んでおり、現在は約6万本のコスモスが見ごろを迎えている。