株式会社中特ホールディングスは、廃棄物処理業から新たな文化を生み出すプロジェクト「ACTA+」を立ち上げ、廃棄物から生み出されたアート作品のオンラインマーケットプレイスを2024年3月1日に開設した。このマーケットプレイスは、環境問題に対する新しいアプローチとして、「廃棄物の所有を憧れに変える」をコンセプトに掲げ、廃棄物を素材としたアート作品をインテリアや贈り物として提供している。
廃棄物アートとサステナブルな経済文化圏
ACTA+では、アートを通して環境問題への意識を高める試みを行い、廃棄物の再利用によるサーキュラーエコノミーの推進を目指している。このプロジェクトは、サステナビリティを社会のスタンダードにするために、「しなければならない」から「憧れる」へと意識を変えることを目標としている。
このACTA+の原点は、2021年から開催されている廃棄物アート公募展「COIL Upcycle Art Contest」。3年間の開催を通じて、国内外のアーティストから応募された作品を展示し、アートを通じて環境問題に光を当てる場を提供してきた。この公募展を通じて築かれたアーティストネットワークが、ACTA+の強みとなっている。
ACTA+では、インテリアや鑑賞用のアート作品と日常使いができるプロダクトを展開している。これらの作品は、すべて環境に配慮した素材で作られた一点もので、アート愛好家だけでなく、サステナビリティを実践する企業や消費者にとっても魅力的な選択肢となっている。ACTA+は、アートを通じて廃棄物を資源とした新しい経済文化圏を構築し、SDGs達成に向けた未来の資源循環モデルの一つとなることを目指している。