大和エネルギー株式会社と四国化成建材株式会社は、太陽光発電設備を搭載可能なカーポート「DREAM Port」を共同開発した。再生可能エネルギーの普及を促進し、脱炭素社会の実現に向けて、2025年1月に正式発売される予定だ。
再生可能エネルギーの拡大を支える新たなソリューション
太陽光発電は脱炭素社会の実現に向けた重要な技術だが、設置スペースが限られていることが普及の障害となっている。大和エネルギー株式会社と四国化成建材株式会社は、これに対応するため、意匠性と利便性を両立させたソーラーカーポート「DREAM Port」を共同開発した。
このカーポートは、太陽光パネルを搭載できるだけでなく、利用者の利便性も考慮した設計となっている。後方支持タイプでは車両4台分のスペースに2本の支柱のみを配置し、駐車時の利便性を高める工夫がされている。さらに、配線の露出を最小限に抑えることでデザイン性を損なわず、照明や配線ルートにも配慮した仕様となっている。また、雪の多い地域向けに雨とい一体型設計を採用し、耐候性も強化している。
再生可能エネルギーの普及を加速させるため、大和エネルギーは「建設」「発電事業」「維持管理」を一体化したワンストップサービスを提供している。この「DREAM Port」の発売により、太陽光発電の設置場所問題を解消し、さらなる普及を図ることで、脱炭素社会実現に貢献することが期待されている。
また、四国化成建材は非住宅分野における開発力と営業力を活かし、社会全体でのカーボンニュートラル推進を目指す。今回の製品は、発電のみならず、利用者の利便性や景観との調和を意識したデザインが特徴で、再生可能エネルギー利用の拡大を目指した新しいソリューションとして期待されている。
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