株式会社キャライノベイトは、農産物の廃棄物を活用したサーキュラーエコノミー商品「WANOWA」シリーズを2024年10月10日よりリニューアル発売する。定番の香りに加え、新たに「土佐文旦」と「大和橘」がラインアップに登場し、さらに地域貢献と環境保護を目指す活動が強化される。

新たな香りの誕生で広がる地域と香りのつながり

日本各地の農産物を活用し、持続可能なサーキュラーエコノミーを目指す「WANOWA」シリーズは、捨てられるはずだった素材を再利用し、売上の2%を生産地に還元することで地域貢献を行っている。2024年10月10日にリニューアルされる同シリーズは、従来の「国造ゆず」(石川県)、「加子母ひのき」(岐阜県)、「和束茶」(京都府)に加え、新たに「土佐文旦」(高知県)と「大和橘」(奈良県)の香りが加わる。
「土佐文旦」は高知県産の果実を使用し、廃棄される文旦の果皮から精油を抽出してハンドクリームに配合。爽やかな香りが特徴で、地元の農産物を無駄なく活用している。
一方、「大和橘」は、日本最古の柑橘類の一つで、準絶滅危惧種として知られる貴重な素材だ。古来からの文化的価値を持ち、剪定で余った枝葉を活用したスパイシーで個性的な香りが魅力のハンドクリームだ。
WANOWAシリーズは、単なる香りの製品にとどまらず、地域の復興支援や環境保護活動にも積極的に取り組んでいる。特に、石川県の能登ひばを活用した「WANOWA能登ひばルームスプレー」では、2024年の能登半島地震の復興支援として、製品の全利益を寄付する活動を展開している。これまでに約28万円の寄付が集まり、地元の森林保護活動を支えている。
10月2日から4日にかけて、東京都台東区浅草のinimu浅草店でリニューアル発売を記念した完成披露会が開催される。法人顧客向けに新商品の香りやテクスチャーを試す機会が提供されるほか、蒸留デモンストレーションも行われる予定だ。

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