株式会社おてつたびが日産自動車、日本旅行と連携し、サステナブルな旅「GREEN JOURNEY」の一環として「おてつたび」を伊勢志摩で展開する。地域との関わり、環境への配慮、観光の楽しみが融合した新しい旅の形が注目されている。

EVと「お手伝い」が生む地域と旅行者の持続可能なつながり

国内旅行のCO₂排出削減が急務とされる中、株式会社おてつたびが推進する「GREEN JOURNEY おてつたび」が注目されている。日産自動車、日本旅行など計14社と環境省、東北大学が参画する「GREEN JOURNEY推進委員会」のプロジェクトとして始まったこの取り組みは、旅行者と地域をつなぐ新しいサステナブルツアーだ。
「おてつたび」は、「お手伝い(短期アルバイト)」と「旅」を組み合わせた独自のマッチングサービスで、人手不足に悩む地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者の需要をマッチさせるのが特徴だ。さらに今回は、日産の電気自動車(EV)「サクラ」のレンタカー割引を提供することで、地域観光におけるCO₂排出ゼロの移動体験も可能にした。
具体的には、2024年12月から伊勢志摩エリアで2つの宿泊施設が「GREEN JOURNEY おてつたび」に参加する。旅館「扇芳閣」と「リゾートヒルズ豊浜蒼空の風」では、旅行者が短期アルバイトとして地域事業者をサポートしながら、空き時間にはEVを活用して地元観光を楽しめる仕組みを構築した。
EVを利用することで、環境負荷の低減に貢献するだけでなく、地域特有の文化や食を体験する機会も増える。特に「観光以上・移住未満」の旅スタイルは、地域のファン(関係人口)を育む役割も果たすだろう。「GREEN JOURNEY」は、地域活性化と環境保全を両立する新しい国内旅行の形として今後も展開が期待されている。

GREEN JOURNEY
https://www.greenjourney-project.jp

おてつたび
https://otetsutabi.com/