厳しい暑さが続く中、熱中症対策として不可欠な水分補給を支援する取り組みが広がっている。市民団体や企業、自治体が連携するプラットフォーム「Refill Japan(リフィルジャパン)」は、マイボトルへ無料で給水できる場所を「給水スポット」としてマップ上で可視化。外出先での水分補給を容易にすることで、環境負荷の低減と健康維持の両立を目指す。

マップで探せる給水拠点、環境にもお財布にも優しく。
日本では年間200億本以上のペットボトルが消費され、その製造からリサイクルまでの過程で多くの二酸化炭素(CO2)が排出される。また、不適切に処理されたプラスチックごみによる環境汚染も深刻な課題。こうした状況に対し、「リフィルジャパン」は、使い捨て容器に頼らず、質の高い日本の水道水を活用するライフスタイルを提案する。
公式ウェブサイトやアプリのマップを開くと、現在地の周辺にある給水スポットが簡単に検索可能。スポットには、公園などの公共の水飲み場に加え、趣旨に賛同するカフェやドラッグストア、オフィスなども登録されている。利用者はマイボトルや水筒を持参すれば、これらの場所で気軽に水を補充でき、熱中症のリスクを軽減できる。
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この取り組みは、ペットボトル飲料の購入を減らすことで、家計の節約につながるだけでなく、プラスチックごみの削減やCO2排出抑制といった環境保全活動にも直接貢献する。誰もが水分補給のインフラへアクセスできる環境を整えることは、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩といえるだろう。