★ここが重要!

★要点
東急不動産が、全国6カ所で展開する地域共生の活動拠点「TENOHA」初の合同イベント「TENOHA WEEK」を11月28日から代官山で開催。秋田・男鹿のサザエキャンドル作りや、長野・蓼科の植物蒸留、埼玉・東松山のソーラーファーム野菜を使ったコラボメニューなど、各拠点のユニークな取り組みを東京で体験できる5日間だ。
★背景
関係人口や地域創生が叫ばれる中、都市と地方の間に「心地よい接点」をいかに作るかが問われている。東急不動産の「TENOHA」は、カフェやワークショップといった親しみやすい場を起点に、各地域の課題(エネルギー、産業、コミュニティ)にアプローチするモデル。今回のイベントは、その活動の魅力を都市生活者に「おすそ分け」し、新たな関わりを生み出すためのショーケースとなる。

都市にいながら、地方のリアルな息吹に触れることは可能か。東急不動産の地域共生拠点「TENOHA」が、その答えを代官山に示す。11月28日から開催される「TENOHA WEEK」は、北海道から秋田、埼玉、長野、そして東京まで、全国6つの拠点の個性を凝縮した5日間の祝祭だ。映画を観て、ワークショップで手を動かし、地域の食材を味わう。都市と地方が互いの価値を交換し、新しい関係性を育むための、未来志向の実験場となる。

ソトコト編集長も登壇——映画と対話で知る、地域の“いま”

イベントの幕開けは、ソトコト総編集長の指出一正さんらを招いたトークセッションから。テーマは「ご当地交流ツーリズム」。岡山県西粟倉村での実践例などを交えながら、都市生活者が地方を応援するために何ができるかを議論する。上映されるドキュメンタリー映画「おだやかな革命」は、地方で持続可能な暮らしを模索する人々を描いた作品だ。 また、タレントで防災士の武藤千春さんが登壇する日には、映画「リトル・フォレスト」を上映。都会から「農的な暮らし」へと舵を切った自身の経験を語り、地方暮らしのリアルな魅力と課題を共有する。

指出一正さん (ソトコト総編集長)
タレント / 実業家 / 防災士 武藤千春さん

手を動かして感じる、各地の物語——サザエ、ロスフラワー、昆布

このイベントの真骨頂は、五感で地域の文化に触れるワークショップの数々だ。秋田県男鹿市からは、ナマハゲ文化を伝える「里暮らし体験塾」が出張。男鹿市民が日常的に食すサザエの殻を器にしたキャンドル作りや、稲わらのミニリース作りが体験できる。長野県蓼科からは、森の香りをアロマスプレーにする植物蒸留ワークショップ。さらに、まだ美しいまま廃棄される花「ロスフラワー®」を使ったクリスマスリース作りや、築地の老舗昆布問屋「吹田商店」直伝の“だし”の取り方講座など、多彩なプログラムが揃う。サザエの殻、森の植物、ロスフラワー、昆 布——その土地の暮らしや課題から生まれた素材に直接触れることで、参加者は地域の物語を自分事として感じることができる。

地域の味が、代官山で一つになる

イベント期間中、TENOHA代官山のカフェは特別なメニューを提供する。北海道松前町の昆布と秋田のばっけ味噌(ふきのとう)で作るおにぎり。秋田県男鹿のクレソンを使ったホットサンド。長野県蓼科のリンゴと埼玉県東松山のイチジクを乗せたアサイーボウル。全国6つのTENOHAがある各地の「いま、美味しいもの」が一堂に会し、新しい味覚のハーモニーを生み出す。 さらに、代官山 蔦屋書店のブックコンシェルジュが、「地方創生」や各地域の文化をテーマに選書したブックコーナーも設置。地域の味を楽しみながら、その土地の未来に思いを馳せる、知的な時間を提供する。

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