京王電鉄株式会社は、株式会社ヒトカラメディア、株式会社FASHION Xと協力し、衣類循環型社会のインフラ構築を目指した古着回収の実証実験を開始する。これにより、資源・エネルギーの節約やCO₂削減、駅利用の新たな価値創出を目指す。
古着回収の実証実験概要
京王電鉄は、地域の課題解決や価値創出を目指す「KEIO AREA OPEN INNOVATION PROGRAM『ROOOT』」の一環として、古着の回収を実施する。この実証実験は、2024年5月8日から京王線・井の頭線の一部の駅や施設で開始される。回収された古着はリユース・リサイクル・アップサイクルされる予定である。
【古着回収ボックス設置場所】
実証実験では、以下の駅・施設に古着回収ボックスが設置される：
・ミカン下北A街区2階エレベーター前
・明大前駅改札内 2番線ホーム連絡通路
・永福町駅改札外 南口1F部
・池ノ上駅改札外 エレベーター横
・東松原駅改札外 西側出口方面コンコース
・久我山駅改札内 改札階コインロッカー横
ボックスへの投函時間は、ミカン下北は9:00～22:00、その他の場所は各駅の初電から終電まで。
【回収される古着の基準】
以下の条件を満たす古着が回収対象となる。
・洗濯後の衣類（クリーニングは不要）
・再使用できる衣類（汚れ、破れ、シミがないもの）
・フェイスタオル、バスタオル
・ネクタイ、スーツ（上下セット必須）
・小物類（帽子、スカーフ、マフラー）
・カバン、財布、アクセサリー類
・着物、帯
汚れ、破れ、シミ、穴のある衣類、靴、靴下、下着、生地、布団、座布団、布団・座布団カバー、シーツ、枕、ベッドマットなどの寝具類、絨毯、カーペット、足拭きマットなどの敷物は回収対象外。
環境負荷の低減と新たな価値創出
この実証実験は、古着の回収とリユース・リサイクル・アップサイクルを通じて、地球環境の負荷低減や駅利用の新たな価値創出に寄与することを目指しており、古着の街として知られる下北沢をはじめ、京王線・井の頭線の沿線で循環型社会のインフラ構築を推進する。