大丸松坂屋百貨店のファッションサブスクリプションサービス「AnotherADdress」は、脱炭素社会を目指す新たな取り組みとして、衣類の循環を促進するプロジェクト「roop」を2024年8月から開始してきた。回収した衣類はデザイナーによってアップサイクルされ、再びレンタル可能になる予定だ。
回収衣類をアップサイクル、サステナブルなファッションの未来を創造
「roop」プロジェクトでは、着られなくなった衣類を回収し、デザイナーによって新たな価値を持つアイテムへと再生することを目指している。全国7店舗の大丸松坂屋百貨店や「AnotherADdress」の会員から、8月以来約2,000着の衣類が集められた。
このプロジェクトに参加したのは、110名以上の服飾学生やデザイナーで、彼らは衣類に込められたストーリーを大切にしながらアップサイクルを行う。新しい循環型ファッションを提案し、次に着る人との新たな出会いを提供することで、脱炭素社会への貢献を目指す。
今後の予定として、2024年12月に作品提出、2025年1月に第1次審査、2025年2月に最終審査が行われ、2025年春にはレンタルサービスが開始される予定だ。