エコツーリズムは、地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光客に伝えることにより、その価値や大切さが理解され、保全につながっていくことを目指していく仕組みだ。観光客に地域の資源を伝えることによって、地域の住民も自分たちの資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、地域社会そのものが活性化されていく。

エコツーリズムを活用して、地域社会を活性化させよう!

環境大臣を議長とした「エコツーリズム推進会議」(平成15年〜平成16年)ではエコツーリズムの概念を「自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた」とし、「エコツーリズム推進法」(平成19年法律第105号)において「自然環境の保全」「観光振興」「地域振興」「環境教育の場としての活用」を基本理念としている。
この取り組みを進めていくことで、「私が変わる」「地域が変わる」「そしてみんなが変わる」といった3つの変化が生まれ、未来のためにできる取り組みのひとつだ。

■私が変わる
自然の美しさ・奥深さに気づき自然を愛する心が芽生え、地球環境問題や環境保全に関する行動につながっていく。
■地域が変わる
地域固有の魅力を見直すことで、地元に自信と誇りを持ち生き生きとした地域になる。
■そしてみんなが変わる
私たちの自然や文化を守り未来への遺産として引き継いでいく、活力ある持続的な地域となる。

環境省では、現在、第20回エコツーリズム大賞(環境大臣賞)の応募者を大募集中。自然環境や、それにまつわる暮らし・文化を活かした観光に取り組んでいる団体、個人を幅広く表彰対象としている。(エコツーリズムと銘打っている必要はありません!)
受賞者には、環境省で開催する表彰式にて直接表彰状を手交するとともに、受賞者の取組について各種イベント等で積極的に発信する。

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