
★要点
奄美大島の高級ヴィラリトリート「伝泊 The Beachfront MIJORA」が、島の人・文化・自然と観光をつなぐ新たな滞在体験を始動。地域住民と連携し、体験型サービスや伝統文化との接点を創出するアクティビティを提供する。
★背景
世界自然遺産に登録された奄美大島では、観光需要の高まりと地域文化・環境保全の両立が課題だ。伝泊(本社:奄美イノベーション株式会社 / 鹿児島県奄美市、代表取締役社長:山下保博)は「島と暮らしをつなぐ」宿泊事業を軸に、観光消費を地域内で循環させ、持続可能なまちづくりを目指していた。
奄美大島の白い砂浜に建つ「伝泊 The Beachfront MIJORA」は島の人々と滞在者が出会い、文化や自然と向き合う新しいリトリートの拠点だ。宿泊サービスに整体や海辺のサウナ、伝統芸能体験を加え、地域と共に創る時間を提供する。環境保全と地域活性を両立させる旅の新たな形が、ここから静かに広がる。
島の暮らしと交わる体験──旅を「見る」で終えない
奄美大島の「伝泊 The Beachfront MIJORA」は、宿泊そのものを地域とつなぐプラットフォームに変えた。客室で受ける出張整体サービスや、目の前の海辺で体験するテントサウナといったアクティビティは、単なるレジャーではない。波の音や潮風を感じながら人々の暮らしのリズムと向き合う時間となる。
宿泊者は、奄美の海・風・集落の声を五感で感じる中で旅の価値を深めていく。地域の事業者との連携がもたらす体験は、観光を「消費」ではなく「共感」に変えていく装置となっている。
整体サービスについて
【提供開始時期】
・2026年1月中旬(予定)
【メニュー】
・全身施術(60分):9,900円(税込)
・全身施術+運動療法(約90分):13,900円(税込)
【営業日時】
・営業時間:9:30-20:00
・定休日: 水曜午後、日・祝日
【予約方法】
・予約は電話のみで受付
050-7108-5070(9:30~20:00)
テントサウナについて
【提供開始時期】
・2026年2月上旬(予定)
【メニュー】
・120分貸切コース:13,200円 ~
※料金は人数によって変動。
【実施場所】
・伝泊 The Beachfront MIJORAに併設するレストラン&バー「2 waters」周辺
【予約方法】
・未定




島の「文化」を食べる──季節と風土を味わうディナー
「すし 碧海」とのコラボレーションディナーは、奄美の豊かな海の幸を熟練の技術で提供する2夜限定の特別体験だ。南方の魚介と静かな海辺の空間を舞台に、島の食文化と出会う。こうした食の体験は、地域の生産と歴史を味わいとして身体に刻むひとときになる。
コラボレーションディナーについて
【実施日時】
・日程:2026年1月16日(金)/17日(土)
・時間:両日 18:00 コーススタート
【メニュー】
・コース料金:20,000円/人(税・サ込)
※飲み物代別(ワンドリンク制)
【実施場所】
・レストラン&バー「2 waters」
【予約方法】
・予約は電話のみで受付
0997-57-1988(9:00~21:00)
※満席になり次第受付終了


伝統と身体感覚──八月踊りで触れる島の心
奄美の伝統芸能「八月踊り」の体験は、来訪者にとって観光の延長ではなく、地域文化の深層へと踏み込む契機だ。踊りや唄を通じて島人の自然観や信仰、暮らしの哲学を感じることができる。これは単なる観光プログラムではなく、地域の根っこに触れる旅のメソッドでもある。
「八月踊り」体験について
【実施日時】
・通年実施可能
【メニュー】
・1回 約2~3時間
・100,000円 /回
※7名以上は+5,000円(税込)/人
※飲み物及び料理代金を含む
【実施場所】
・笠利町須野集落 伝泊 奄美 古民家「高倉のある宿」
【予約方法】
・伝泊公式HP(http://den-paku.com/)より予約可能
・実施日の2週間前までに要予約


観光消費を“地域へ還す”──持続可能なまちづくり
伝泊の挑戦は、観光客を地域経済の一部として巻き込むことだ。観光消費が外部へ流出するモデルではなく、集落や事業者、住民が関わり、利益を共有する仕組みを作る。客室サービスやアクティビティ提供、そして地域行事への参加を通じて、観光消費は島内で循環する。
奄美大島が世界自然遺産として脚光を浴びる中、伝泊の取り組みは観光と地域の共存を模索する具体例となるだろう。長期滞在や深い体験を重視する現代の旅のトレンドとも符合する。
問い合わせ先
企業名:奄美イノベーション株式会社 広報課(担当:楠瀬)
MAIL:media@den-paku.com
TEL:0997-57-1708
FAX:0997-57-1968
公式HP:http://den-paku.com/
伝泊が行うまちづくり:https://www.machizukuri.yamashita-yasuhiro.net/
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