東急不動産グループが運営する「パラオ パシフィック リゾート」が開業40周年を迎え、自然体験拠点「ネイチャーセンター」を2025年末に開設することを発表。エコツーリズムリゾートとして、環境保護と観光の両立を目指す。
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自然と共生するリゾート運営の新たな一歩、「ネイチャーセンター」着工
豊かな海洋生物と原生林が広がる自然の宝庫として知られているパラオ共和国は、その多様な生態系から、世界中の環境保護団体から注目されている。その中で、東急不動産グループの「パラオ パシフィック リゾート」は、同地の自然環境を大切にしながら持続可能な観光業を展開することに力を入れてきた。今回の「ネイチャーセンター」開設は、これまでの取り組みの新たな挑戦として位置づけられる。
「ネイチャーセンター」では、「Ridge to Reef(尾根からサンゴ礁まで)」をテーマに、山と海が織りなす豊かな自然環境を活かした体験プログラムを提供する。シュノーケリングや森林探検、野鳥観察など、多彩なアクティビティを通じて、自然の美しさと生物多様性の重要性を楽しく学べる機会を提供し、未来の環境保護につながる学びの場を創出する計画だ。
また、パラオ固有の動植物や伝統文化に触れられる展示も行われる予定。さらに国内外の研究機関との連携によるセミナーやワークショップも定期開催し、自然と文化の深い結びつきを体感できる施設として持続可能な観光の実現を目指す。
東急不動産グループの環境保護活動は加速している。日本国内だけでなく、各地の地域社会と共に持続可能な未来を創造していく方針だ。新たな試みである「ネイチャーセンター」の開設は、同社のエコツーリズムへの考えを次のステージへと進化させるものになるだろう。