キューサイ株式会社が全国約4,500人にアンケートを実施した「第1回 全国ウェルエイジング調査」の結果を発表した。この調査は、前向きに年齢を重ねるためのヒントを探ることを目的としている。初回の発表では、自身のカラダとココロの健康度を自己採点した「ウェルエイジングスコア」に基づく全国ランキングが発表された。

ウェルエイジングの認知度と共感度

キューサイ株式会社は、人生100年時代を迎え、年齢に抗うのではなく、ありのままの自分を受け入れてココロ豊かに生きることを「ウェルエイジング」と定義している。この考え方を広めることで、健康寿命の延伸だけでなく、多様な生き方を認め合える社会の実現を目指している。
今回の調査は、2024年2月16日から2月20日の間にインターネットリサーチを通じて行われ、全国の20歳から79歳までの男女4,512人を対象とした。調査では、自身のカラダとココロの健康度を自己採点する「ウェルエイジングスコア」を軸に、さまざまな視点で前向きに年齢を重ねるためのヒントを分析した。
調査結果によれば、「ウェルエイジング」という言葉の認知度は23.2%と、ウェルビーイングやアンチエイジングに比べて低い。しかし、共感度は33.2%と最も高い結果となった。これに対し、ウェルビーイングの認知度は28.0%、共感度は27.6%、アンチエイジングの認知度は82.4%、共感度は32.2%であった。
ウェルエイジングスコアの全国ランキングでは、茨城県が1位となり(6.35点)、次いで鹿児島県(6.27点)、長崎県(6.10点)が続いた。上位に入った地域の特徴として、茨城県では「ジムに通っている」「おしゃれを楽しむ」が高く、鹿児島県では「スポーツをする」「好きなものを食べる」が高かった。長崎県では「定期的に健康診断を受けている」「食事の栄養バランスを意識する」が目立った。
キューサイ株式会社は、今回の調査結果を通じて、ウェルエイジングの認知度は低いものの、高い共感度を得ていることが明らかになったと述べている。調査第2弾では、ウェルエイジングスコアが高い人々の属性や行動傾向をさらに詳しく分析する予定だ。今回の結果を踏まえ、多くの人々がウェルエイジングの考え方を知り、共感し、年齢を前向きに捉える社会の実現を目指している。


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