コスモ石油マーケティング株式会社は、2024年10月1日より足立区の全区立小中学校102校に、再生可能エネルギー100%の電力供給を開始。この取り組みにより、年間約6,624トンのCO2排出削減が期待され、足立区の脱炭素社会実現に向けた大きな一歩となる。
再生可能エネルギーの導入拡大で足立区の環境負荷軽減を支援
足立区は、2030年度までにCO2排出量を2013年度比で46%以上削減し、2050年までに実質ゼロを目指す「二酸化炭素排出実質ゼロ宣言」を掲げている。この目標達成に向け、同区はすでに29の公共施設に再生可能エネルギー100%の電力プランを導入しており、今回新たに区立小中学校全102校に再生可能エネルギーを供給する「コスモでんきビジネスグリーン」を導入することを決定した。
「コスモでんきビジネスグリーン」は、風力発電を含む再生可能エネルギーを使用し、トラッキング付非化石証書を組み合わせた電力プランで、CO2排出量の実質ゼロを実現する。この計画により、足立区の公共施設131施設において年間約2,500万kWhの電力が再生可能エネルギー由来の電力に切り替わる見込みで、これは区内公共施設全体の電力使用量の約42%に相当する。
コスモ石油マーケティングは、引き続き地方自治体や企業と協力し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進する考えを示している。