株式会社NTTドコモとセルソース株式会社は、再生医療の認知拡大を目的に協業を開始した。ドコモの健康管理アプリ「dヘルスケア®」を通じ、再生医療に関する情報発信や市民公開講座の案内を行い、一人ひとりに最適なヘルスケアソリューションを提案する。
再生医療の普及で治療の選択肢を拡大し、ひとりひとりに最適な健康支援を。
NTTドコモとセルソースは、2024年12月11日に再生医療等の認知拡大を目指した協業を発表した。この協業では、ドコモが提供する健康管理・増進アプリ「dヘルスケア®」を活用し、再生医療に関する情報発信や市民公開講座への案内を行う。これにより、再生医療を含めた治療の選択肢が広がり、膝関節症などの症状に悩む人々に適切なヘルスケアソリューションが提案されることが期待されている。
具体的には、「dヘルスケア®」内で再生医療に関するコラム記事を配信するほか、セルソースと提携する医療機関が主催する市民公開講座(オンライン・オフライン)への参加案内を行う予定だ。歩数データと連動させることで、膝のリスク推定や症状への早期対応を促す仕組みも検討されている。
セルソースは整形外科領域における医師とのネットワークを強みとしており、脂肪由来幹細胞や血液由来の再生医療サービスを医療機関に提供してきた。一方、ドコモは約1億人の会員基盤と全国のドコモショップを活用し、多くの人々に健康意識を高める取り組みを進めている。
両社は、再生医療の認知拡大を通じて、膝関節症や予防医療に対する治療選択の幅を広げ、未病・予防からリハビリ支援までを含めた総合的なヘルスケア提案を目指している。それぞれの技術とサービスを組み合わせ、再生医療の普及と人々の健康で豊かな生活の実現に貢献する方針だ。