株式会社タカミヤ(以下タカミヤ、大阪本社:大阪市北区、東京本社:東京都中央区、代表取締役会長兼社長:髙宮一雅)は、限られたスペースでも効率的に太陽光発電が可能な垂直設置型太陽光架台「H-V system」を開発し、販売を開始した。農地や工場、駐車場など多様な場所での再生可能エネルギーの利用を促進し、カーボンニュートラル社会の実現を後押しする。

狭小スペースでも高効率を実現する「H-V system」。
日本が2050年カーボンニュートラルを目指す中、再生可能エネルギーの導入は急務だが、同時に広い平地の少ない日本では、太陽光発電の設置場所の確保が大きな課題。資源エネルギー庁の資料によれば、特に住宅や農地での導入拡大が求められている。
このような課題を解決するために、タカミヤは限られたスペースでも設置可能な垂直設置型の「H-V system」を開発した。このシステムでは、両面受光型パネルで狭小スペースでも安定した発電を実現し、さらに発電ピークを朝夕に分散させることで電力価値を向上させることができる。



「H-V system」は、農地のあぜ道や駐車場、工場のフェンス沿いなど、これまで設置が難しかった場所でも活用が可能で、垂直設置のため雪が積もりにくく、メンテナンス負担も軽減されるため、多雪地域でも高効率な発電が期待できる。
開発者のタカミヤは、長年建設業界で培ってきた施工ノウハウを活かし、静音かつスピーディーな施工を可能にする油圧振動杭打ち機の技術を応用。この技術によって、工期短縮とコスト削減が実現され、経済的メリットと環境負荷の少ないエネルギー供給の両方を推進する。
タカミヤは、垂直設置型太陽光架台「H-V system」の提供を通じて、再生可能エネルギーの普及を推進し、これからのエネルギーインフラの構築に寄与したい考えだ。
