株式会社パソナグループ(本社:東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之)は、京都で唯一芋焼酎を専門に醸造する「株式会社丹後蔵」の株式を取得し、新たなブランド焼酎の開発・販売を通じて、日本の伝統文化の継承と地域活性化を目指す『丹後・酒蔵再生プロジェクト』を開始した。京丹後産のさつま芋を活用した新ブランド焼酎『丹後蔵』の販売も始まり、日本酒・焼酎市場の新たな価値創出に寄与しようとしている。

酒造文化の継承と地域商社としてのノウハウ

近年、日本の伝統酒造業界は、人手不足や後継者不足、国内の消費減少といった課題に直面している。その中で、パソナグループは、酒造りの技術や文化を次世代へ継承するとともに、地域産品の活用による新たな市場開拓を進めることを目的に『丹後・酒蔵再生プロジェクト』を立ち上げた。
プロジェクトの第一弾として、京丹後産のさつま芋「京かんしょ」や丹後・金刀比羅神社の湧き水を用いた新ブランド焼酎『丹後蔵』を開発。ほのかに杏のような香りを持ち、胡桃に似た風味が特徴のこの焼酎は、伝統技術を活かしながらも新しい味わいを提供する一品となっている。
パソナグループは、地域商社としての経験を活かし、京丹後を拠点とする「株式会社丹後王国ブルワリー」や長期熟成古酒ブランド「古昔の美酒」を手掛ける「株式会社匠創生」と連携。地域資源を最大限に活用し、新たな商品開発や販路支援を推進している。

これまで経営難により製造停止が検討されていた株式会社丹後蔵を支援することで、同社の酒造技術を継承し、国内外の市場に向けた販路開拓を強化。ECサイトや京都府内の小売店をはじめとする販売チャネルを確保し、丹後の焼酎文化を広く発信していく。
パソナグループは、今後も地域資源を活かした新商品の開発や海外市場への展開も視野に入れ、『丹後・酒蔵再生プロジェクト』を単なる酒造業の存続としてではなく、地域産業全体の活性化と持続可能な発展の起爆剤として考えているようだ。

『丹後蔵(たんごくら)』
■発売日:2025年2月7日(金)
■販売価格:17,600円(税込)
■容量:700ml 
■アルコール度数:37度(原酒)
■販売場所:
・道の駅丹後王国「食のみやこ」お土産処 丹後匠庵
・ECサイト 丹後王国こだわり市場(https://tango-kingdom-onlineshop.com/
・主に京都府内の小売店 等

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