札幌市円山動物園が、ボルネオ島の自然環境を再現した新施設「オランウータンとボルネオの森」を5月下旬にオープンする。この施設は、オランウータンが生息する環境を忠実に再現し、訪れる人々に「生物多様性の宝庫」であるボルネオの生態系を体感してもらい、東南アジア熱帯雨林の環境や生物多様性の重要さを実感してもらうことを目的としている。

オランウータンの生息地を再現した新たな施設

オランウータンはアジアに生息する大型類人猿の一種であり、その生息地の一つであるボルネオ島の自然環境を再現した施設が札幌市円山動物園に完成した。新施設では、動物福祉を考慮しつつ、オランウータンが自然な行動を取れるように設計されている。また、持続可能な開発目標(SDGs)に基づいた取り組みも行われており、環境に配慮した施設となっている。

施設の設計には、札幌市都市局、動物専門員、設計業務受託者が協力し、動物の行動特性や安全性を考慮した。新施設では、自然光が豊富に取り入れられ、樹木や植物が生育する環境が整えられ、札幌市立大学・齊藤雅也教授による熱環境、室内気候もデザインされた。オランウータンたちは自然な環境で生活し、訪れる人々にボルネオの自然を身近に感じる機会を提供する。


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