株式会社クリーク・アンド・リバー社(C&R社)は、2024年9月に開催したオンラインセミナー「インディペンデント・ディレクター杉浦幹男氏が聞く、アート・コンテンツと地域振興シリーズvol.5 音楽を活用した共に生きる地域社会づくり」のアーカイブ映像を、2025年2月21日に無料配信する。地域振興における音楽の役割や、社会包摂(ソーシャル・インクルージョン)の実例を紹介する内容となっている。

音楽を通じた社会包摂の可能性を探る

地域活性化の手段として、文化芸術の活用が注目されている。特に音楽は、世代や背景を超えて人々をつなぐ力を持ち、社会包摂の観点からも有効なツールとされている。こうした背景のもと、C&R社は文化政策や地域振興に関心を持つ自治体職員やクリエイターを対象に、アート・コンテンツを活用した地域づくりに関するセミナーシリーズを展開している。
今回配信されるアーカイブ映像は、その第5回となる「音楽を活用した共に生きる地域社会づくり」に焦点を当てる。セミナーでは、新潟県音楽療法士協会の大竹孔三氏をゲストに迎え、音楽を活用した社会包摂の取り組みを詳しく解説。英国での調査を基に、新潟での試験的事業の展開や、地域社会に根ざした音楽活動の実践例を紹介している。
社会包摂(ソーシャル・インクルージョン)とは、高齢者や障がい者、外国人市民など、多様な背景を持つ人々を孤立や排除から守り、共に生きる社会を目指す考え方を指す。近年、この概念を基盤とした地域づくりが各地で進められており、音楽がそのインターフェースとして機能する事例が増えている。
本セミナーでは、音楽を活用した地域振興の実例を紐解くとともに、文化政策と行政の連携、企画立案や実施段階での工夫についても議論が展開される。
アーカイブ映像は2025年2月21日12時からオンラインで配信され、視聴は無料。自治体職員や地域企業、地方創生に関心のあるクリエイターにとって、実践的な知見を得る機会となるだろう。

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