大和ハウスグループが設計した「みらい価値共創センター」が、建築アワード「The Architecture MasterPrize™ 2023」で最優秀賞を受賞した。
建築と環境の調和を目指して
米国の国際的デザイン賞「The Architecture MasterPrize™ (AMP)」において、大和ハウスグループの研修施設「みらい価値共創センター」がInstitutional Architecture部門で受賞し、その中でも最優秀賞にあたるBest Of Bestに選出された。2024年11月にはスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館で授賞式が開催される予定だ。
AMPは、2016年からFarmani Groupによって実施されている、世界最高のクリエイティビティと革新性を顕彰する建築の国際的なアワードだ。受賞作品は、建築デザインの独創性、革新性、機能性、社会的影響などを総合的に評価して選ばれる。
みらい価値共創センターとは
「みらい価値共創センター」は、自然環境との調和や訪れる人々の交流をテーマに、風・光・水を感じることのできる環境デザインを目指して設計された。建築は「森の会所」というコンセプトの下、地面から隆起したような形状を持ち、風・光・水の自然要素を取り入れながら、次世代研修センターとしての役割を担う。
設計から施工まで一貫してBIMを採用し、ドローンやDX技術の活用、木材と鉄骨の長所を活かした工法や自然環境に配慮した技術の導入など、革新的なアプローチが採られている。さらに、施設内は開かれた空間設計がなされ、人と人が出会い、刺激しあえる環境が整えられている。
「みらい価値共創センター」の受賞は、大和ハウスグループの環境との調和を重視した建築設計が、国際的にも高い評価を受けたことを示している。今後も、同施設はグループ社員だけでなく地域住民を含む多様な利用者に対して、学びと共創の場を提供し続けることになる。