コクヨ株式会社(本社:大阪市、社長:黒田英邦)は、三鷹市立第三小学校の5年生を対象に「産業プロジェクト」授業を開始した。この取り組みは、「Hello! Family.」シリーズの一環として行われ、家族コミュニケーションのサポートと産学連携教育を目指す。授業は2024年5月から2025年3月まで行われ、コクヨのプロジェクトメンバーが講師を務める。
子どもたちが持続可能な未来と産業課題を学ぶ
「Hello! Family.」は、家族全員が双方向で見守り合うことを目指すプロジェクト。今回の授業では、子どもたちが産業の現状を理解し、持続可能な未来のための提案を行う力を養うことが目的となっている。
授業は、5年生の社会科で学ぶ「農業・漁業・工業・情報産業・伝統産業」などをテーマに、総合的な学習の時間で教科横断的に学ぶもの。教科書やタブレットを使った知識の習得に加え、外部講師によるワークショップや社会科見学などの体験を通じて、日常生活に密接に関連する産業の課題と未来を学ぶ。
プログラムの目標は以下のとおり
・様々な体験を通じて各産業の現在の問題を理解し、持続可能性の視点を持って未来の提案を行う
・試行錯誤を通じて持続可能な未来の産業について考える
・目的意識を持ち、友達と協力して未来の産業に取り組む
コクヨの「Hello! Family.」プロジェクトメンバーは、「工業」のパートで企画の生み出し方やアイデアの考え方、作り方など、ものづくりの一連の流れを子どもたちに紹介する授業を担当する。テーマは「商品企画」や「デザイン」であり、子どもたちと教員が共同で取り組む。
5月31日には、導入授業として文具の商品企画を体験するワークショップが実施された。子どもたちは「カクノリ」の開発プロセスを学び、ワークシートを使って「商品企画」を疑似体験し、「困りごと」「解決のアイデア」「デザイン」を考え、発表を行った。
6月以降も「Hello! Family.」から課題テーマを発表し、継続的にワークショップを開催する。最終プレゼンテーションは2025年2月に予定されており、子どもたちは授業で学んだことを発表する。
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