A Green株式会社は、九州の杉を活用し、製材所での端材をバイオマス燃料として再利用する新製法で「SUGI WOOD」エッセンシャルオイルを開発。この取り組みが2024年度日本木材学会技術賞を受賞し、3月28日よりクラウドファンディングをスタートする。

持続可能な製法で、地域資源を最大限活用した「SUGI WOOD」
サステナブルな社会への移行が求められる中、A Green株式会社は、九州地方の杉を用いたエッセンシャルオイル「SUGI WOOD」を開発。製材所で生じる端材や皮をバイオマス燃料として再利用し、環境負荷を大幅に削減する新製法を確立した。
この技術が評価され、2024年度日本木材学会技術賞を受賞し、九州の豊かな森林資源を活かすプロジェクトとして高く評価されている。クラウドファンディングを通じ、持続可能な製品作りの普及を目指すこの活動は、地域の林業支援にもつながる。
「SUGI WOOD」は、木材の乾燥工程とオイル精製を融合させ、木材本来のウッディな香りを最大限に引き出した。杉の香りはリラックス効果や抗菌・防虫効果が期待され、日常の空間に自然に取り入れやすい。木の香りが日常空間に溶け込み、自然とのつながりを感じることができるこのオイルは、新時代の香りの文化として注目されている。
A Greenは、このプロジェクトを通じて環境に配慮した持続可能な製品作りを広め、地域資源の有効活用と新たな価値創出を目指す。「SUGI WOOD」の製法の認証取得や成分研究の強化を進め、ブランドの信頼性を高めるとともに、他企業や団体との協力を広げていく予定。そしてクラウドファンディングを第一歩とし、さらなる共感の輪を広げていく考えだ。
プロジェクトの詳細はCAMPFIREで公開され、支援を呼びかけている。

