東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:星野 浩明、以下「東急不動産」) が開発し、東急リゾーツ&ステイ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:粟辻󠄀 稔泰、以下「東急リゾーツ& ステイ」) が運営する「タングラムスキーサーカス」が、国内スキー場として初めて生物多様性保全に関する「G認証」を最高ランクのAAAで取得した。この認証は、持続可能な自然環境の維持に貢献する画期的な取り組みとして注目されている。

環境保全と再生を目指して、スキー場業界の新たな基準を樹立。

自然と共生し、生物多様性保全に貢献する施設開発や、維持管理がますます重要視されている。そんな状況の中で、「G認証」はスキー場やゴルフ場での環境保全を評価する制度として、二次的自然環境の維持と再生を促進する役割を担っている。今回、「タングラムスキーサーカス」がこの認証を取得したことは、日本のスキー場における管理のあり方に新たな方向性を示すものだ。
長野県上水内郡信濃町に位置する「タングラムスキーサーカス」は、かつて二次林として維持されていた地域で、約半世紀前の施設建設時には一部の二次林が失われた。しかし現在では、敷地の約25%が草地環境として維持され、さらに管理手法を工夫し、二次的自然環境を取り戻す努力が続けられている。このような取り組みが、地域の生態系ネットワークを強化する、持続可能な社会への貢献として高く評価されている。
また東急不動産では、斑尾東急ゴルフクラブや大多喜城ゴルフ倶楽部でも「G認証」を取得しており、これらの施設でも二次林や二次草地環境の再生が進められている。このように同社グループでは日本のスキー場やゴルフ場において、急速に失われつつある自然環境を取り戻す努力を続けている。
東急不動産は持続可能なリゾートとして、「体験」「地域」「環境」をテーマにしたサステナブルな活動を推進し、訪れる人々に自然との共生の大切さを伝えている。タングラムスキーサーカスにおいても「タングラムファミリーマルシェ」や、大多喜城ゴルフ倶楽部での「認証取得記念ゴルフコンペ」などを通じて、参加者に自然の中で楽しむことの意義を発信している。
この「G認証」取得は、東急不動産グループが掲げる「ネイチャーポジティブ」への貢献の一環として、持続可能な社会実現に向けた重要なステップとされている。同グループでは2030年度までに事業地の40%を保全するという目標に向け、さらなる取り組みを進めている。

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