千葉県千葉市に本社を置く株式会社ウィザースホームが、新築住宅全棟に太陽光発電システムを標準仕様とする方針を打ち出した。これは、電気代高騰への対策と脱炭素社会の実現に向けた具体的な取り組みであり、2026年度までに一次消費エネルギー量をゼロにする「With Earth宣言」の一環として実施される。
より快適で持続可能な住環境の実現へ
近年、燃料価格の高騰による電気代の上昇が続き、再エネ賦課金の値上げや政府の激変緩和措置政策の終了などにより、電気代のさらなる高騰が懸念されている。その一方で、太陽光発電システムの導入により、自家消費での電気代節約が可能であり、今後の必要性が高まっている。同時に太陽光発電システムで発電した電気は、売電価格の低下が続き、2018年以降は電気代を下回っており、売電で収入を得るよりも自家消費で買電を節約するほうが得という状況だ。
ウィザースホームは、この背景を踏まえ、お客様のメリットを追求するとともに、地球環境に配慮した住まいづくりを推進することを目指している。具体的には、電気代負担の軽減や補助金の受給、停電時の備えなど、お客様にとっての利点を強調している。
また、ウィザースホーム自身も、地球環境にやさしい住まいを提供することで、地球環境保護の一翼を担い、社会的責任を果たしていると位置付けている。これは、持続可能な社会の実現に向けた一歩であり、地球環境と調和した住まいづくりの普及に貢献するものとして捉えられる。