繊維製品の循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP」を運営する株式会社BPLab(東京都港区、代表取締役:八代 直樹)は、6月1日から30日まで、全国10か所のプレミアム・アウトレットで衣料品回収キャンペーンを実施中。三菱地所・サイモン株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:山岸 正紀)が運営するアウトレットにおいて行われるもので、BPLabのサービス「BIOLOGIC LOOP」を通じて実現する。
サステナビリティ推進における課題と重要性
ふかや花園プレミアム・アウトレット(埼玉県)と酒々井プレミアム・アウトレット(千葉県)では既に「BIOLOGIC LOOP」を活用した衣料品回収が実施され、2回の実施で合計約2,010kgの繊維製品が回収された。毎年6月はプレミアム・アウトレットの環境月間とされており、今年は「BIOLOGIC LOOP」のサービスを全国10か所で展開している。
「BIOLOGIC LOOP」は使用済み繊維製品を新たな資源に再生するプラットフォームで、衣料品回収キャンペーンを通じて、持続可能な社会の実現を目指し、SDGs(持続可能な開発目標)を体験できる機会を提供する。今後も全国の企業や団体と連携し、リサイクルアクションへの参加機会を拡大していく。
キャンペーン期間中、全国10か所のプレミアム・アウトレットにて回収BOXが設置され、不要になった衣料品を回収する。回収された衣料品は「BIOLOGIC LOOP」を通じてリサイクル処理工場で再資源化される。回収対象は繊維衣料品や繊維製品であり、革や合皮を含む製品や衣料品の穴あき、破れ、軽いシミがあるものも回収可能。
回収プロセスと再生の流れ
- 回収:各プレミアム・アウトレットの全店舗に回収BOXを設置。
- 分別:回収された繊維製品を合成繊維、天然繊維、混紡などに分別。
- リサイクル:分別された繊維製品を反毛やペレット化など、最適なリサイクル方法で再資源化。
- 商品化:再資源化された繊維を利用し、自動車内装材やウエス、再生糸や生地などの商品を提案。
- 販売:連携企業を通じて消費者に再生商品が届けられる。