長野県飯綱町は、「海外品種りんご」と「復活した和りんご」の魅力を広めるイベントを2024年8月21日から8月25日まで、長野駅ビルMIDORI3階「りんごの広場」で開催する。
海外品種と復活した和りんごが一堂に
飯綱町は標高500m~700mの高地に位置し、冷涼な気候と朝晩の寒暖差がりんご栽培に最適な環境を提供する。この地域では、「ふじ」や「シナノスイート」などの主要品種に加え、様々な品種の高品質なりんごが生産されている。
1989年にイギリスの王立園芸協会から譲り受けた「クッキングアップルの王様」として知られるブラムリーズ・シードリングは、飯綱町での栽培が定着している。これはジュース、シードル、ジャム、お菓子などの加工品に利用されており、独自の風味を持つ製品が作られている。
また、日本古来の和りんご「高坂林檎」の保存と栽培が進められており、町内の企業や醸造所ではその特性を活かしたジュースやシードルが商品化されている。
今回のイベントでは、長野駅ビルMIDORI3階「りんごの広場」を会場に、普段目にする機会の少ない希少種りんごの旬の果実と加工品が展示・陳列される。品種の来歴や特徴、製品化の過程をパネル展示で紹介するほか、期間中にはジュースの試飲や生果実の試食も行われる。
イベント開催概要
- 開催日時:2024年8月21日(水)~2024年8月25日(日)長野駅ビルMIDORI営業時間 10:00~20:00
- 開催場所:長野駅ビルMIDORI3階「りんごの広場」〒380-0824 長野県長野市南千歳1丁目22-6
飯綱町産業観光課の担当者である藤澤氏(りんごの町づくり担当)は、「飯綱町の気候がりんご栽培に最適なことから、多様な品種が高品質で栽培されています。今回のイベントでは、特に希少種に焦点を当て、地域の魅力を発信することを目的としています」とコメントしている。
飯綱町は、高品質なりんごの栽培地として知られ、地域の特産品としてりんごを活用した様々な取り組みを行っている。特に、海外品種りんごと和りんごの栽培は、地域の特色を活かした新たな試みとして注目されている。イベントを通じて、飯綱町のりんごの魅力がさらに広がることが期待される。
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