環境省は、地域循環共生圏の取り組みを支援するためのオンラインプラットフォーム「Platform Clover」を発表した。産官学民が連携して、地域の課題解決や活動推進を図るこのプラットフォームは、全国の地域循環共生圏作りに向けた活動をサポートする目的で設立された。特集ページの公開と連続セミナーの開催を通じ、地域脱炭素に向けた具体的な支援が進められる。

地域循環共生圏特集ページで、全国の取り組みを共有

環境省は、地域循環共生圏を推進するための手段として「Platform Clover」を活用している。これは産官学民が連携して、地域の課題解決や持続可能な社会の実現を目指すオンラインSDGsプラットフォームだ。地域で解決が困難な課題に直面した場合、このプラットフォームを利用することで、NPOや企業などとつながり、解決策を見出すことができる。
さらに、2024年から「地域循環共生圏特集ページ」の公開が始まり、各地域での共生圏づくりに関する活動が紹介されている。このページでは、環境省の施策やイベント情報、地域での取り組みが表示され、地域循環共生圏を目指す人々が全国的なネットワークを構築するきっかけとなる。
また、環境省は「地域脱炭素オンライン連続講座」を開講しており、地域で脱炭素に取り組みたい自治体職員や関係者にとって再生可能エネルギーの導入に関する基本知識や具体的な事例が学べる内容となっている。特に再エネ導入に際しての障壁を乗り越えるための実践的な方法を提供しており、第5回講座では建築物の省エネ診断やZEB(ゼロエネルギービル)の推進に焦点を当てている。
これらの講座はオンライン開催で、定員200名となっている。定員を超えた場合は、YouTubeでの配信も予定されており、幅広い層が参加できるよう配慮されている。参加申し込みは、専用のウェブサイトを通じて行うことができ、地域脱炭素に向けた具体的な行動を学ぶ貴重な機会となっている。

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