ニューヨークのアメリカ自然史博物館で開催されたCFDAファッションアワード2024で、コーチのクリエイティブ・ディレクターであるスチュアート・ヴィヴァースのデザインによるサステナブルなカスタムルックが話題を集めた。俳優のチャールズ・メルトンやミュージシャンのケルシー・バレリーニをはじめとするセレブリティたちは、リパーパス素材やアップクラフト素材で仕立てられた特別な装いで登場し、コーチの循環型デザインへの取り組みを体現した。
リパーパス素材でのデザインが魅せるコーチの環境への取り組み
今回のCFDAファッションアワード2024において、コーチはサステナブルなファッションをテーマにしたカスタムルックで注目を集めた。俳優チャールズ・メルトン、ミュージシャンのグロリラ、ケルシー・バレリーニ、俳優のココ・ジョーンズ、モデルのエラ・エムホフなど、多くのセレブリティがリパーパス素材やアップクラフト素材を用いた装いで登場。
各ルックにはコーチのクラフトマンシップとデザインの伝統が詰め込まれており、ポストコンシューマー素材やレザースクラップなどを再解釈し、コーチのビジョンである持続可能な未来を表現している。例えば、チャールズ・メルトンはヴィンテージスエードのジャケットやパンツをリパーパスしたオーバーサイズのコートやベストを着用。グロリラは、ヴィンテージレザージャケットを再構築したモトジャケットに、レザーグッズの端材を用いたチェッカーボード柄のセットアップで現れた。
コーチのクリエイティブ・ディレクター、スチュアート・ヴィヴァースは、「過去の素材やデザインを再利用することで、ファッションと環境の調和を目指しています」と述べ、循環型社会の実現を目指す取り組みへの意欲を示した。
今後もコーチは、リパーパス素材の活用やサステナブルデザインにより、新たなファッションの可能性を広げていくとしている。