一般社団法人関西イノベーションセンターと株式会社バイオームが共同で実施した「関西いきもの駅スポ」が、2024年4月26日から6月30日までの期間に、15万件を超える生物発見データを集めることに成功した。

市民の力で実現した大規模生物調査

「関西いきもの駅スポ」は、ネイチャーポジティブ社会の実現を目指し、いきものコレクションアプリ「Biome」を活用して、関西地域で発見された動植物の写真を市民から募集した。Biomeは、国内の動植物を幅広く収録し、最新のAI技術で生物の名前を判定できる無料アプリ。2カ月間で集まった157,424件のデータは、西日本最大級の生物調査となった。
この調査により、鉄道沿線の生物多様性ホットスポットが明らかになり、希少種や外来種の情報も多数確認された。これらのデータは、今後の保全活動に活用される予定で、集まったデータを基に、今後、自然をテーマにしたイベントやキャンペーンの展開も検討されている。

「関西いきもの駅スポ」
実証期間:2024年4月26日~6月30日
実施エリア:関西2府5県
データ件数:157,424件(12,141種)

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