山崎エマ監督が手がけたドキュメンタリー映画『小学校 ~それは小さな社会~』が、2023年12月13日から全国で順次公開される。日本の公立小学校の日常を通じて、未来の日本社会の姿を問いかける本作には、いま世界中で注目される日本式教育「特活」の魅力が詰まっている。
小学校を知ることは、未来の日本を知ること。
世界で反響を呼ぶ日本式教育の魅力。
本作の舞台は、大阪のある公立小学校。山崎エマ監督は、自身が学んだ日本の公立小学校の経験が「勤勉さ」や「責任感」といった自身の強みの基盤となっていることを実感し、小学校を通じて日本社会の未来を描く映画を作ることを決意した。
教師たちは、コロナ禍で行事を行うべきか議論を重ね、1年生は規律と秩序を学び、6年生は新しい社会へ羽ばたく準備を進める。桜が満開の春から始まり、また新たな年度を迎えるサイクルが、学校を「小さな社会」として映し出している。
フィンランドでは「コミュニティづくりの教科書」として本作が評価され、アメリカでは「自主性を育む最高の見本」として注目を集めた。ドイツや韓国、エジプトでも高い評価を受け、特に「特活」の仕組みが多くの教育者に新たなインスピレーションを与えている。日本の教育が示す「責任感」や「協力の精神」は、グローバル社会においても重要な価値として認識されつつある。