JR東日本クロスステーションは、2025年4月にJR秋葉原駅構内で次世代型エキナカ商業施設「エキュート秋葉原」を開業する。オールキャッシュレス化やロボットキャストの採用、環境負荷低減を目指した循環型モデルの導入など、持続可能な未来に向けた取り組みを展開する。

デジタル技術の活用で利便性向上と人手不足解消を両立

エキナカ商業施設「エキュート」は、開業から20周年を迎える2025年、新たなステージへと進化する。秋葉原駅に開業する「エキュート秋葉原」では、オールキャッシュレス化、セルフレジや集中レジの導入により、利便性向上と人手不足の解消を図る。さらに、ロボットキャスト「ugo Pro」を商業施設として初めて接客・案内業務に採用し、来店客の利便性向上に貢献する。

ロボットキャスト「Ugo Pro」


また、バーチャル空間「Parallel ecute -Akihabara-」を提供し、スマートフォンやPCからバーチャルショッピングが可能となる。AIコンシェルジュ「エキュートのリス」が多言語対応で案内し、訪日外国人にも利用しやすい環境を整える。

AIコンシェルジュ「エキュートのリス」

循環型社会を目指した環境配慮型モデルの導入

「エキュート秋葉原」では、環境負荷低減を目的とした取り組みを強化する。駅の忘れ物の傘や地域の廃材をアップサイクルし、買い物かごや店内什器として再利用するほか、食品廃棄物100%リサイクルやJ-クレジットの活用など、持続可能な社会の実現を目指した取り組みを展開する。

駅の忘れ物の傘をアップサイクル。「Recycle Umbrella basket」

さらに、秋葉原の文化であるゲームを活用した地域活性化プロジェクト「PLAY FOR THE FUTURE -AKIBA DONATION-」を実施し、地域との共生を図る。

地域活性化プロジェクト「PLAY FOR THE FUTURE -AKIBA DONATION-」

未来を見据えたエキナカの新たな役割

JR東日本グループが推進する「Beyond Stations構想」の一環として開業する「エキュート秋葉原」は、単なる商業施設にとどまらず、デジタル技術の活用や環境配慮型の取り組みによって、新たなエキナカの形を提示する。
駅を行き交う人々の生活を彩り、持続可能な社会の実現に向けた一歩となる「エキュート秋葉原」。デジタルと環境配慮を融合させた次世代型商業施設として、2025年4月の開業が注目される。

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