2025年日本国際博覧会とともに地域の未来を創造する「万博首長連合」は、7月28日から大阪・関西万博会場内で開催する「LOCAL JAPAN展」において、全国5つの市が連携し、それぞれの特産品を活かした「共創おにぎり」を提供するという、特別な食体験コンテンツを実施する。日本のソウルフード「おにぎり」を通じて、各地域の食文化と世界の来場者を結び、万博を契機とした持続的な地域活性化を目指す。

日本のソウルフード「おにぎり」で、5市の個性を世界へ。
弥生時代から約2000年の歴史を持つ「おにぎり」は、日本の食文化そのものを体現する存在。今回の企画では、このおにぎりをテーマに、新潟県村上市、大阪府松原市、和歌山県有田市、山口県長門市、佐賀県多久市の5市が、それぞれの食の魅力を一手に握り込む。
新潟県村上市は、北限の茶「村上茶」で炊いたご飯に、伝統の「塩引き鮭」を合わせた一品。大阪府松原市は、特産の河内鴨と難波葱を使ったおにぎりを提供する。和歌山県有田市からは、特産のみかんを炊き込んだ爽やかな「みかんおにぎり」と、日本有数の漁獲量を誇る「太刀魚おにぎり」が登場。山口県長門市は、炭火で香ばしく焼き上げた地鶏「長州黒かしわ」のおにぎりを、佐賀県多久市はブランド牛「佐賀牛」のしぐれ煮おにぎりを振る舞う。使用する米は、象印マホービンの最高級炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊き上げる。
自治体の枠を超えた共創、万博を地域活性化の契機に。
今回の「共創おにぎり」企画は、東北から沖縄まで全国43地域が参加する大規模イベント「Resolution of LOCAL JAPAN展」の一環。この展示会は、都道府県の枠を超えた自治体間の共創により、世界に誇る日本の伝統芸能、文化、祭り、工芸、食といった奥深い魅力を発信するもの。万博首長連合は、このイベントを通じて自治体間や企業との連携を深め、万博終了後も続く共感の輪を広げたい考えで、一過性のイベントで終わらせず、全国の地域や事業者が繋がり、共に地域の魅力を国内外に発信し続ける仕組みづくりを目指す。
