アクアリウム用品大手のジェックスと、廃棄予定の花をアップサイクルするRINが協業し、新たなサステナブル商品「リクアス アロマ」を発売する。輸送中に割れてしまったガラス水槽を再生した容器に、ロスフラワー®のポプリを封入。2つの「もったいない」を掛け合わせて生まれたこの製品は、サーキュラーエコノミーの新たな価値を美しく体現している。

2つの「もったいない」が出会い、生まれた新たな価値。
ジェックスでは、製造・流通の過程でどうしても発生してしまうガラスの端材や破損水槽のアップサイクルに取り組んできた。その再生ガラスブランド「リクアス」が、まだ美しいまま廃棄される花「ロスフラワー®」のアップサイクルに取り組むRINと出会った。そして今回、両社の自然や生き物を大切にする想いが共鳴し、コラボレーションが実現した。廃棄されるはずだった2つの素材が融合し、見た目にも涼しげなアロマディフューザーへと生まれ変わった。
職人技が光る、水槽ガラスならではの透明感。
再生ガラスの容器は、山梨県の「あしたばガラス工房」の職人が一つひとつ手掛ける。板状の水槽ガラスを溶かして再生するため、完成したガラスは淡い緑がかった美しい青みを帯びる。その涼しげな透明感と、手作りならではの温かみのあるフォルムが、封入されたロスフラワー®の色彩を一層引き立てている。ガラスの質感と存在感を重視し、インテリアとしても楽しめるデザインに仕上がっている。
暮らしに彩りを添え、サステナブルを身近に。
「リクアス アロマ」は、日々の暮らしに彩りと癒しを届けるだけでなく、アップサイクルやサステナブルな取り組みを身近に感じるきっかけを提案する。ポプリに使われるロスフラワー®は種類も色も様々で、一つひとつが異なる表情を持つ一点ものとして仕上がっている。それぞれの花の個性を感じながら、その背景にある物語に思いを馳せることができる。この小さなディフューザーが、地球の未来を考える大きな一歩になるかもしれない。

