富士山こどもの国(静岡県富士市)を舞台に開催される音楽フェスティバル「NEC presents FUJI & SUN ’25」の最終ラインナップが発表された。元キリンジの堀込泰行、サイケデリックバンドHAPPY、宅録アーティストの野口文、そして静岡県出身のDJ HALらが加わり、出演アーティストは計25組に。2025年5月31日から2日間にわたり、音楽と自然が交差する特別な空間が富士山の麓に広がる。

多彩な音楽とアウトドア体験が融合。世代を問わず楽しめる音楽祭。

今年で6回目を迎えるFUJI & SUNは、音楽を核としながらも、キャンプや自然体験を重視した独自のフェス文化を築いてきた。会場となる「富士山こどもの国」は、豊かな自然に囲まれ、音楽とともに非日常を体験するには理想的なロケーションといえる。今回の発表で加わったのは、メロディセンスに定評のある堀込泰行、京都発の5人組バンドHAPPY、個性際立つ野口文、そして地元静岡のDJ HAL。既に発表されていた折坂悠太やくるり、ハナレグミ、森山直太朗らに加わり、ジャンルや世代を越えたラインナップが揃った。
フェスの特徴のひとつが、音楽以外のコンテンツの充実ぶりだ。アウトドアアクティビティを提供するのは、プロアドベンチャーレーサー・田中陽希が所属する「人力チャレンジ応援部」。山地図の読み方やハンモック設営、ジビエ調理など、自然の中で生きる知恵を学ぶプログラムが多数用意されている。さらに、スパイス専門店「香辛堂」によるカレー粉づくりのワークショップ、田中陽希が参加する山と温泉をテーマにしたトークショーも新たに発表された。知識と遊びが交差する空間で、大人も子どもも楽しめる仕掛けが随所にちりばめられている。
主催者は、地域とのつながりにも力を入れる。ふるさと納税制度を活用し、富士市への寄付の返礼品として本フェスの入場券を取り扱う取り組みもそのひとつだ。参加者は寄付金控除の対象となる上、フェスを通じて富士市の行政支援にも貢献できる。また、富士市のシティプロモーション大使「さもにゃん」とのコラボグッズが登場し、地域との連携をより一層深めている。
家族連れの参加にも配慮されており、小学生以下の入場が無料となっている点も特徴的だ。音楽フェスデビューを考えるファミリー層にも人気が高まっている。開催はいよいよ来月末。大自然の中で音楽とともに過ごす2日間は、日常を離れた心躍る体験となるだろう。

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