株式会社一条工務店は、「夏の住まいの暑さ・湿気に関する意識調査2024」の結果を発表した。この調査では、夏の暑さと湿気に対する住民の意識や対策について明らかになった。調査によると、8割以上の人が夏場に寝室が暑くてよく眠れないと感じていることが分かった。また、湿気が気になる場所の1位も寝室であり、住民の多くが快適な睡眠環境の確保に苦慮している。

8割以上が夏場の寝室の暑さに悩む

今回の調査は、全国の男女927名を対象にオンラインで実施された。その結果、昨年の夏に記録的な猛暑のために外出を控えたと答えた人は86.7%に上った。また、昨年の夏、自宅で熱中症になった経験がある人は約2割に達している。
調査によれば、自宅内の湿気が気になると答えた人は8割以上にのぼり、最も湿気が気になる場所として寝室が挙げられた。また、湿気が多いことで困ることとして約7割の人がカビ・ダニの発生を挙げている。
夏場に寝室が暑くてよく眠れないと感じている人が多いことから、8割以上の人が睡眠時にエアコンを使用していることが分かった。特に、エアコンを朝までつけっぱなしにする頻度が「ほぼ毎日」という人が約半数に達している。しかし、エアコンをつけっぱなしで寝る際に気になることとして、7割以上の人が電気代を挙げている。
調査では、7割以上の人が現在の自宅の断熱性能が低いと感じていることが明らかになった。さらに、9割以上の人が「これから家を買うなら断熱性能を重視したい」と答えており、断熱性能の高い家に対する関心が高まっている。断熱性能の高い家のメリットとして、快適な室温を保てることや光熱費の節約が挙げられている。
この調査は、2024年4月13日から4月21日にかけて実施され、全国の男女927名が回答した。回答者の内訳は男性382名、女性545名で、年代別には10代以下から70代以上まで幅広く含まれている。

一条工務店では、湿気や猛暑日が続く夏でも快適に過ごせる全館空調システム「全館さらぽか空調」を提案している。さらに、主力商品である「グラン・スマート」「アイ・スマート」は、2022年に新設された断熱基準の最高等級「断熱等級7」に対応している。このシステムは、家中を少ないエネルギーで冷暖房し、常に快適な室温を保つことができる。
「全館さらぽか空調」は、小型デシカント技術を用いて一年を通して快適な空気環境を実現する全館空調システムである。夏は湿度と温度をコントロールしながら換気を行い、床冷房で家中の余分な熱を吸収する。また、優れた気密性・断熱性により、外気の熱を遮断することで快適な室内環境を維持する。
断熱性能の高い住まいは、電気代の節約や快適な室温の維持に貢献するだけでなく、健康被害のリスクを軽減し、災害時にも安心できる。また、将来的な資産価値の向上にもつながるため、多くの人が断熱性能の高い家を求めている。



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