フィンランドの欧州文化首都オウルが、文化プログラムのアイデアを募集している。アート、音楽、パフォーマンス、テクノロジーなど、幅広いジャンルの提案が対象で、地域住民を笑顔にするプロジェクトや街を彩る創造的なアイデアを形にする絶好の機会だ。

独自の文化プログラム提案ができる公募、オウル2026であなたのアイデアを実現

欧州文化首都という栄誉を手にしたオウルでは、文化が日常生活に溶け込み、地域全体が一つの巨大な文化空間となることを目指している。その一環として、一般から文化プログラムの提案を公募する。公募されたプログラムは、2026年の公式文化プログラムに組み込まれる可能性がある。
この公募に応募するためには、プログラムが2026年に実施されるものであること、応募者が独立して企画を実行できる能力を持っていること、そしてプログラムがオウル地域内で展開されるものであることが条件となっている。また、プログラムの実施にあたり、社会的・環境的持続可能性が求められている。応募者は「Rimbert」というシステムを通じて応募書類を提出することができる。応募は個人、団体、協会など、幅広い形式で可能だ。
また、公募を通じて特定の補助金を申請することも可能。補助金の額は500ユーロから8,000ユーロまで幅広く、特に優れた提案に対しては最大20,000ユーロの大型支援が行われる。補助金申請の際には、プログラムの内容、新規性、参加やコミュニティ意識の促進、アクセシビリティの配慮などが評価基準となる。
補助金は、プログラムの実施に関連する費用を賄うために使用でき、採択された場合、補助金の使途について報告書の提出が必要となる。
応募期間は2024年9月2日から2025年8月31日までで、提出された応募は4ヶ月ごとに審査が行われる。提出タイミングによって、審査結果の発表時期が異なる。
また応募ガイドラインはフィンランド語、英語、スウェーデン語、サーミ語など多言語で提供されており、文化の多様性を重んじる姿勢が伺える。

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