株式会社TSU-GUMY（本社：兵庫県神戸市中央区、CEO：小山 ひろみ）は、「神戸六甲ミーツ・アート2025 beyond」において、アーティスト・コレクティブ「風の環（かぜのわ、代表：小山ひろみ）」が参加することを発表した。このプロジェクトでは、神戸の象徴的な自然現象「六甲おろし」をテーマに、風の気象データを活用した体験型アート作品が展示される予定だ。展示期間は2025年8月23日（土）～11月30日（日）まで。
六甲おろしとは何か、プロジェクトにかける思い。
「風の環」は、神戸の漁師や六甲山で木材加工を行う人々、都市インフラに携わる専門家など、多様なメンバーで構成されたアーティスト・コレクティブだ。彼らは芸術祭のテーマ「環境への視座と思考」に基づき、地域の独自性を反映した問いを投げかけることを目指している。
本プロジェクトで取り上げられる「六甲おろし」は、六甲山から海へと吹き抜ける局地風で、神戸の気候や文化に深く根付いた自然現象だ。この風は、地形の影響を受けて強く吹くことがあり、地域の気候や生活に大きな影響を与えている。しかし、その詳細なメカニズムは未だ完全には解明されていない。
今回「風の環」は、六甲山から吹き抜ける「六甲おろし」を、TSU-GUMYの先進的なセンシング技術を活用し、風の強さや方向、温度、湿度などを詳細に計測。このデータを体験型インスタレーションとして展示し、鑑賞者が「六甲おろし」の動きを視覚的に体感できるようにする。
風を可視化することで、海、山、都市の相互関係を新たな視点から感じることができるこの取り組みは、フィールドワークやデータ収集など、継続的なプロセス全体をアートプロジェクトとして捉え、地域の視点を広げる試みとして注目されている。また「風の環」のメンバーは、自然の循環を意識し、地域の環境変化を深く考えることの重要性を訴えている。
風のデータはWebサイトで公開され、神戸六甲の多様な側面を再認識し、地域全体での活用が期待される。展示期間は2025年8月23日から11月30日まで。
【開催概要】
会期：2025年8月23日（土）～11月30日（日）
開催時間：10：00～17：00
※営業日・時間は会場により一部異なります。
会場：ROKKO森の音ミュージアム、六甲高山植物園、六甲ガーデンテラスエリア、風の教会エリアほか
公式サイト：https://rokkomeetsart.jp/
