公益社団法人 日本臨床細胞学会は、10周年記念企画として「細胞アート展」を開催し、細胞や細胞診に対する理解促進に努めている。この度、好評を博した第一弾に続き、2024年11月17日(日)に幕張メッセで「細胞診体験ワークショップ」を開催することが決定した。本イベントでは、小学生から高校生を対象に、細胞染色や顕微鏡での観察を通して細胞診の世界を体験できる。

細胞アート展が伝える、細胞診の重要性と面白さ

高齢化が進む現代社会において、がんの早期発見や治療の手段として「細胞診」が注目されている。細胞診は、細胞レベルで病変を観察し、診断を行うため、特にがんの初期発見に効果的であり、患者への負担が少ないことが特徴だ。臨床細胞学の専門家による診断を支えるこの技術は、日々の健康管理にも寄与する。
公益社団法人 日本臨床細胞学会は、1962年に設立され、医師や細胞検査士の育成を通して細胞診断の普及に尽力している。今回の「細胞アート展」は、10周年を記念し、一般の人たちにも細胞診の重要性や楽しさを体験してもらうことを目的として企画された。6月と8月に大阪と東京で開催された第一弾では、多くの子どもや保護者が参加し、好評を得た。
第二弾となる今回は、細胞染色や顕微鏡での観察を体験できるワークショップ形式で、細胞診の仕組みやそれを支える専門職の活動について学ぶことができる。また、顕微鏡で撮影された細胞の写真展示も予定されており、細胞をアートの視点から捉えた写真が並ぶ。こうした試みを通じ、来場者に細胞診が持つ可能性を楽しく学べる内容となっている。

【ワークショップ概要】

日程: 2024年11月17日(日)10時30分〜16時00分
場所: 幕張メッセ 国際会議場1階スペース(千葉県千葉市美浜区中瀬2丁目1)
対象: 小学生〜高校生
参加費: 無料(先着順)

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