東京都台東区に本社を構える株式会社アドダイスは、愛媛県西予市で牧場運営を行う株式会社ゆうぼくと協力し、AIを活用した牛の転倒事故死を検知・防止する取り組みを開始したと発表(2024年3月19日)。このプロジェクトは、愛媛県が推進するデジタル実装加速化プロジェクト「TRY ANGLE EHIME」の一環で、畜産業の生産性向上に寄与する目的で実施される。

自律型AI技術「SoLoMoN® Technology」と畜産業

畜産業界では、体調不良などにより転倒した牛が自力で起き上がれず、数時間内に死に至るケースが存在している。このような事故が発生する確率は約1~2%とされており、発生すれば数十万から100万円の経済的損失につながる。しかし、牛が転倒する可能性は24時間あるため、数百頭規模の畜舎を人の目で常時監視することには限界があった。

株式会社ゆうぼくは、この問題に対処するため、アドダイスの提供するAIによる監視ソリューションを導入。畜舎内の複数箇所に設置されたIoTカメラが定期的に画像データをサーバーへ送信し、アドダイスのAIプラットフォームがこれらの画像を解析。牛の転倒を検知した場合、即座に畜舎のスタッフへアラートを送信し、迅速な対応を可能にする。

この取り組みには、アドダイスが開発した自律型AI技術「SoLoMoN® Technology」が用いられている。この技術は、収集したデータからAIモデルを継続的にアップデートすることが可能で、牛の行動パターンや姿勢を繰り返し学習し、転倒事故につながるサインをより正確に検知できるようになる。また、このAIソリューションは専門家不要で、既存設備に後から導入可能なレトロフィット型であり、畜産業界における導入の敷居を大幅に下げる。

アドダイスのこの取り組みは、畜産業にとどまらず、農業、製造業、施設管理業など幅広い産業分野での生産性向上やカーボンニュートラル推進に貢献することが期待されている。独自のAIソリューションを通じて、Well-beingな社会の実現に向けた同社の挑戦が続く。

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