ロボティクスソリューションカンパニーの株式会社DFA Robotics(東京都渋谷区、代表取締役社長:波多野昌昭)は、箱根町の「湯本富士屋ホテル」に清掃ロボット「PUDU CC1」を導入した。導入により清掃時間を10〜20%削減し、スタッフの業務効率化を実現した。
生産年齢人口減少と観光業の課題
観光業で賑わう箱根町は、コロナ禍の収束やインバウンド需要の高まりにより、観光客数を伸ばしている一方、労働人口の減少が進み、宿泊施設の増加に対して働き手の確保が課題となっている。
神奈川県では人手不足解消に向けて「ロボット実装促進センター」を開設し、課題を抱える施設とロボット企業のマッチングを支援している。2023年10月から複数の施設でロボットの導入実証が行われ、「湯本富士屋ホテル」も導入施設の1つ。
導入後、外部委託の清掃スタッフが削減可能となり、適切な人数での運営が可能となった。また、清掃時間は10〜20%程度削減され、業務の効率化が実現した。
清掃ロボットの導入により、浴室内の床面清掃の7〜8割をロボットが代替。これにより、パブリックスペースの清掃面積が3.4倍に拡大し、細部まで行き届いた清掃が可能となった。清掃品質も均質化され、清掃ロボットが人の清掃よりも汚れを落とすことが証明され、人手不足解消の一歩となった。
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