日立造船とその子会社HZIは、オマーンLNGとの間でメタネーション技術の事業化に向けた覚書を締結。この技術を用いてCO2の資源化を目指し、オマーンでパイロットプラントの建設に着手する。

日本とオマーンの持続可能な未来

オマーンと日本は、2050年の温室効果ガス排出量ネットゼロ達成に向け、メタネーション技術を含むカーボンリサイクル分野での協力を強化している。今回の覚書は、これらの協力関係をさらに具体化し、オマーンLNGが運営するLNGプラントでのメタネーション装置の実装とCO2の資源化を目指すものだ。

オマーンLNGは、既存プラントの隣接地に、小規模ながらも意義深いパイロットプラントを建設する予定で、この施設では1,200N㎥/hの合成メタン(e-methane)の生産が計画されており、メタネーション技術と水電解技術を活用した実証実験が行われる。

日立造船とHZIは、メタネーション技術だけでなく、水素製造に必要な水電解技術や水処理技術、大型プラント建設のEPC能力を持ち合わせている。これらの経験と技術力が、今回の覚書締結に至った要因の一つとして高く評価された。

経済産業省・資源エネルギー庁の補助金を活用し、パイロットプラントの基本設計と商業化検討を進める日立造船グループは、メタネーションと水電解技術のさらなる発展と、中東での環境事業展開を目指して技術連携を深めていく方針だ。

このプロジェクトは、日本とオマーンが協力し温室効果ガスの削減とエネルギー資源の有効活用を図る一例となり、両国間の技術協力と知見の共有が、地球規模の環境問題解決に貢献することが期待されている。

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