株式会社iiwanは、離乳食期から小学生まで長く使える子ども専用の食器ブランド「iiwan(イイワン)」を展開している。電子レンジや食洗機に対応し、原料にはバイオマス素材を採用。安全性・機能性・デザイン性を兼ね備えた“世界唯一”の子ども食器として注目を集めている。

子どもの成長に寄り添う設計と、環境にやさしい“未来を育む器”。
子ども食器に求められる条件は多い。安全であること、割れにくいこと、子どもの手に馴染むこと、そして親が日常的に使いやすいこと。iiwanはそれらをすべて満たすべく設計された。最大の特長は、トウモロコシなど植物由来の成分を含むバイオマス樹脂を用いた素材にある。これにより石油由来プラスチックの使用を削減し、環境負荷の軽減を実現した。さらに電子レンジや食洗機にも対応し、忙しい家庭にとって実用性も十分に備えている。

また、子どもの成長段階に合わせてデザインされた点も評価が高い。離乳食初期の小さなスプーンから、就学期まで使える深さのあるプレートやボウルに至るまで、ひとつのブランドで長期間をカバーできる。シンプルで落ち着いたカラーリングは、子どもだけでなく大人の食卓にも自然に溶け込む。これらの工夫は「子ども用」という一時的な消費で終わらせず、持続的に使い続けられる発想に基づいている。
iiwanの開発背景には、国内外での安全基準を満たしつつ「子どもたちに安心して使わせたい」という創業者の思いがある。食器は日々子どもが直接触れるものだからこそ、化学物質の溶出試験や強度試験などを重ね、品質保証を徹底してきた。さらに軽量で持ちやすい形状、倒れにくい安定感のある底部など、子どもの自立を支援するための細部への配慮も随所に見られる。

このブランドの存在は、子育て世帯にとっての実用的な選択肢であると同時に、環境への配慮を生活に取り入れる小さな一歩でもあるだろう。年間800万トン以上が世界で廃棄されるプラスチックごみの削減を考えると、家庭の日常における選択が未来へつながることを「iiwan」は示している。子どものための安心、安全、そして地球環境への配慮。そのすべてを兼ね備えた「iiwan」は、これからの子育て世代に愛される“未来を育む器”と言えるのかもしれない。
