株式会社一蔵(東京都千代田区、代表取締役社長:河端義彦)が運営する「いち瑠」は、東京モード学園との合同企画としてサステナブルファッションコンテストを開催することを決定した。このコンテストは、きものが持つサステナブルな特性の認知拡大を目指し、ファッションとしてのきものの新たな楽しみ方を提案するものである。オリエンテーションは4月23日に東京モード学園 総合校舎コクーンタワーで実施された。

日本文化の継承と未来への挑戦

伝統は変わりながら引き継がれてきたものであり、きものもそのひとつである。時代とともに変化を遂げてきたきものは、単なる民族衣装ではなく、「着るもの」として1200年の間受け継がれてきた。いち瑠は、日本文化ときものの未来のために、きものを見る機会や着る機会を増やし、その楽しみ方を伝える活動を行っている。
「きものでなにができるのか」をテーマに、東京モード学園の学生たちはアップサイクルを通じたデザインによる創造的解決に取り組む。このプロジェクトを通して、若い世代にもきものに親しみを持ってもらうことが期待されている。
コンテストでは、着なくなった振袖や喪服を使って新たな価値を加えたアップサイクル作品を制作する。具体的には、きものから羽織ものや洋服への転用が行われる。12月4日には横浜ロイヤルパークホテルで開催される「Universal Kimono Award 2024」(UKA)にて、プロのモデルがこれらの作品を着用し、サステナブルファッションとして紹介・発表される予定である。また、UKAの中で優秀作品も発表される。

コンテストの主なスケジュールは以下の通り。

4月:オリエンテーション
5月:デザイン画審査
6月~7月末:制作期間、UKAでの発表に向けた準備
12月:UKAにて優秀作品発表

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