つばめBHB株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役CEO 中村公治)がクリーンテック企業として「2025 Global Cleantech 100」に選出された。これは同社の低温・低圧でのアンモニア製造技術が、持続可能な社会実現に向けた重要な革新として認められた結果だ。

再生可能エネルギーの新たな一手「アンモニア」

つばめBHBは、低温・低圧での革新的なアンモニア製造技術を駆使し、環境負荷を大幅に削減する分散型プラントの実現を目指している。同社は、2017年に東京科学大学発のベンチャー企業として創業され、細野栄誉教授が開発したエレクトライド触媒技術を活用してきた。
今回「2025 Global Cleantech 100」に選出されたのは、つばめBHBのアンモニア製造技術が北米、南米、豪州、アフリカを中心に展開され、環境問題解決に寄与するものとして高く評価された結果だ。
この技術で造られるアンモニアは、燃料や化学肥料としての用途のみならず、カーボンニュートラル社会を実現するための重要な素材としても注目され、アンモニアが再生可能エネルギーであることから、この製造プロセスはさらなる環境価値を提供し、持続可能な社会の実現に向けて大きな一歩になる。
同社のアンモニア製造技術にはエストニアやインドネシアなど世界各国で強い関心を集めており、現在、国内外での技術展開が進んでいる。そして今年、つばめBHBはブルー水素・アンモニア製造・利用一貫実証試験向けに、商用機の小型アンモニア合成設備を導入し、ついにアンモニアの生産開始を予定している。

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