気候変動時代のカルチャーテキスト『Maintainable®』(メンテナブル)を、3月15日(金)からAmazon/Maintainable®Store/書店にて1,980円(税込)で発売。
地球をメンテナンスする時間です
日本を代表する進化生物学者のおひとり長谷川眞理子さんは、多くの生態学者がもう地球はタイムアウトだろうと、半ばあきらめかけていることを教えてくれた。気候変動から地球沸騰へ、異常事態がどうやら第4コーナーを回りかけているらしい。2050年地球環境は激変し、温帯地域は(つまり日本も)人が住める環境ではなくなる可能性が高いとも。環境の崩壊は人の精神も崩壊させていく。この事態をただ落胆し、あきらめて傍観し、何もしないまま暮らしていて良いはずがない。少人数でいい。まずは2024年から2030年までの6年間、地球環境をメンテナンスしていくための発想と行動を、多様な領域を横断し人を結びつけ、さまざまな知恵を集めながら進めていこうと思う。そしてMaintainable®をそのためのカルチャーテキストとして、ページのどこにでも閃いたアイデアを自由に書き込んで使ってもらいたい。そんな気持ちから空白一杯のノートブックと、大好きなビートルズのホワイトアルバムにかけて表紙をデザインした。科学と技術とライフスタイルの変革を信じて。
(Maintainable®発行・編集人/編集長 内野一郎 Editor’s Messageより)
Maintainable®ペーパーマガジン2号
― 主な内容 ―
巻頭インタビュー
◎Z世代の化学者・発明家 村木風海さん「二酸化炭素と僕たちの地球号」
◎進化生物学者 長谷川眞理子さん「これからの地球 ひとはどう生きるか」
特集
ひとと地球の治癒力
風と、森と、エネルギーの治癒力
東急不動産 サステナビリティ推進部 企画推進室 室長 古賀喜郎さん
建築家/遠藤建築アトリエ 代表取締役社長 遠藤謙一良さん
建築環境学者/札幌市立大学 デザイン学部 教授 齊藤雅也さん
■ダイアローグ
■日本を変える再生エネルギーのポテンシャル
■木と、光と、風と、水と暮らす。美しき室内気候空間
■森と生きる。北海道建築の愛と思想
■気候変動時代の室内気候デザインを学ぼう
臓器と夫婦の治癒力
■夫婦間生体腎移植の物語 もろずみはるかさん・卓馬さん
■生体腎移植とひとの生命力 東京女子医科大学 石田英樹教授
環境技術の治癒力
■福島県相馬市・立谷秀清市長に聞く「震災から12年。街を復興させる環境技術への期待」
■2026年誕生。木造商業施設「渋谷マルイ」の価値 など
日本文化の治癒力
■日本アニメと精神治癒力 精神科医 パントー・フランチェスコさん
■日本の文化財修復力 文化庁文化財調査官(絵画部門) 中野慎之さん
Maintainable®羅針盤
■植物の治癒力 帝京大学 理工学部バイオサイエンス学科 朝比奈雅志教授
■気候変動時代のビール哲学「雨につよく美味しい大麦」~サッポロビール原料開発研究所の発見~
■断熱材、学校を救う。~旭化成建材・田中祐輔さんたちの活動 など
Maintainable® Person
■石﨑順子さん 大和ハウス工業常務執行役員/人事・人財組織開発・Well-being統括
Maintainable®エッセイ
■サーキュラーエコノミービジネスデザインを学ぼう
Maintainable® Lifestyle
■まな板を再生したい。
■Maintainable® Facial Shaving 肌メンしよう。
■Maintainable®︎Skincare 塩石鹸
<書籍概要>
タイトル : Maintainable®(メンテナブル)
著者 : Maintainable® 編集部
価格 : 1,980円(本体1,800円+消費税10%)
発売日 : 2024年3月15日(金)
ページ数 : 132ページ
仕様 : A4/中綴じ/フルカラー