横浜市のみなとみらい21地区に位置する臨港パークに、新たな複合施設「横浜ティンバーワーフ」が今年10月に開業予定だ。株式会社DRAFT(本社:東京都港区、代表:山下泰樹)が主導するこのプロジェクトは、建築家の山下泰樹さんの手によるもので、自然と都市が調和するデザインが特徴。訪れる人々に新たな体験を提供することを目指している。

自然と調和した未来志向のデザイン。
横浜港に面する臨港パークは、みなとみらい21地区最大の緑地として、訪れる人々に憩いの場を提供している。この豊かな自然環境を背景に、「横浜ティンバーワーフ」は新たな賑わいの拠点として誕生する。
「横浜ティンバーワーフ」は、四季折々の豊かな景観を持つ臨港パークと調和するように設計されており、温かみのある建築デザインを追求している。建築家・デザイナーの山下泰樹さんが手掛けたこの施設は、木材を全面に活用し、トラス状に組み上げたダイナミックでユニークな構成が特徴だ。ファサードの背後には全面ガラスを配置し、臨港パークの風景を一望できる設計となっている。
さらに、脱炭素社会を目指す中で木材の利活用に注目し、再生可能な木材を積極的に使用。木と鉄骨のハイブリッド構造により高い耐火性能を実現し、定期的なメンテナンスによって建物の長期的な価値を維持している。環境に配慮した設計により、街づくりに貢献するシンボルとしての役割を果たす。
また開かれた施設計画により、公園と建築の間に自然な賑わいと連続性を創出し、自然と人と建築が調和する場を提供。地域住民や訪れる人々に長く愛され、横浜市の新たなランドマークとなることを目指している。
この施設には、カフェやレストラン、野外レクリエーション施設が併設され、多様な体験を提供する。1階にはベーカリーカフェがあり、訪問者は焼きたてのパンやコーヒーを手に、緑地でのアクティビティを楽しむことができる。2・3階にはレストランとウエディング施設があり、自然と海の絶景を満喫できる空間が広がっている。
施設を拠点に年間を通じて多彩なイベントが開催される予定で、野外アクティビティやアート、フードイベントなどを通じて、臨港パーク全体の賑わいを促進し、地域に根付いた既存イベントとも連携を図る。

