世界中の観光地を対象に「Green Destinations Top 100 ストーリー2025」の募集が開始された。このプログラムでは、サステナブルツーリズムの優良事例を顕彰し、持続可能な観光の発展を推進する。さらに一般社団法人サステナビリティ・コーディネーター協会は、日本語ガイダンスを開催し、日本の積極参加を促している。

サステナブルツーリズムの実現に向けた挑戦が始まる

サステナブルツーリズムの重要性が高まる中、Green Destinationsは2014年より毎年、世界の観光地を対象に「Top 100 ストーリー」を選出している。このプログラムに参加する地域は、まず「サステナビリティ・チェック」を通じて、Green Destinationsが策定した基準項目のうち、初参加では15項目、2年目の参加では30項目に対する評価を受ける。
この一次審査を通過するためには、基準項目の最低60%を達成する必要がある。
続く二次審査では、各地域が行う持続可能な観光の取り組みを「グッド・プラクティス・ストーリー」として提出し、その内容が評価される。これにより、優れた事例が最終的にTOP100に選出される。
募集に際し、サステナビリティ・コーディネーター協会は、日本の観光地を対象にした日本語ガイダンスを開催する。このガイダンスでは、「サステナビリティ・チェック」や「グッド・プラクティス・ストーリー」の詳細、TOP100受賞後のプロモーション機会について説明される。
2030年までに、Green Destinationsを通じて持続可能な観光がさらに広まり、観光業界全体の環境負荷軽減に寄与することが期待されている。

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