南島酒販株式会社(沖縄県中頭郡西原町)と瑞泉酒造株式会社(沖縄県那覇市首里崎山町)が共同で製造した沖縄テロワール泡盛「尚覚(しょうかく)」が、2024年7月から販売開始される。

泡盛の魅力を世界へ

「尚覚」は600年以上の歴史を持つ泡盛の伝統を受け継ぎつつ、新たな魅力を世界に発信することを目指している。製造には、130年以上の歴史を持つ瑞泉酒造が担当し、原料米には沖縄県伊平屋島産の長粒種米を使用している。これにより、独特の芳醇な味わいが実現した。
一般的な泡盛ではタイから輸入した米を使用するが、「尚覚」では沖縄県産の米のみを使用。その中でも特に貴重な伊平屋島産の米を選び、その美味しさを最大限に引き出す製法が採用された。伊平屋島のお米は、豊かな自然と古くからの稲作文化が育んだものであり、島の山々が生む豊かな水資源と太陽の光を浴びたお米は「尚覚」の芳醇な味わいの秘密となっている。
蒸留工程でも特に上質な部分のみを採取し、アルコール度数53度の原酒として仕上げられている。ストレートで飲むと芳醇な旨味が口いっぱいに広がり、水やお湯で割ることでさらに香りと甘さが広がるという。
「尚覚」の名称には、「尚」には「まさに、至高」、「覚」には「深みと洗練を持つ知識」という意味が込められている。これは、沖縄が培ってきた技術と情熱の結晶であり、泡盛の真髄を表している。製品へのこだわりが詰まったこの泡盛は、沖縄への誇りと泡盛づくりへの情熱が込められている。
「尚覚」は沖縄の泡盛文化を世界に広める使命を担っている。瑞泉酒造は積極的に普及活動に取り組んでおり、世界の蒸留酒市場においても存在感を示している。発売前の時点で出品した世界的な酒類品評会でも高い評価を受けている。「サンフランシスコワールドスピリッツコンペティション(SFWSC2024)」では金賞、「インターナショナルワイン&スピリッツコンペティション(IWSC2024)」でも金賞、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC2024)」では最高金賞と「ベストカテゴリー賞」を受賞するなど、国内外の酒類の専門家からもその品質の高さが認められている。

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