日本航空株式会社（JAL）と三菱重工業株式会社（三菱重工）は、航空機のアフターマーケット事業における共同検討を開始することで合意し、覚書を締結した。両社の持つ専門知識を統合し、航空機整備や部品供給の需要に対応する。
航空機の安全性を維持し運航効率を向上させる、航空機アフターマーケット事業の重要性
今回の提携は、JALが持つ運航・整備の知見と、三菱重工の設計開発や製造、認証に関する知識を活用するものだ。特に、三菱重工は北米でのMRO（修理・整備）に関する実績を有しており、この分野での強みを発揮することが期待される。
航空機のアフターマーケット事業は、機体の修理・整備、部品供給、改修などのサービスを含む。航空機の安全性を維持し、運航効率を向上させるために不可欠な業務である。昨今の航空旅客需要の回復に伴い、整備需要が高まっており、この分野での対応が急務となっている。
JALグループにおいては、株式会社JALエンジニアリング（JALEC）がこの共同検討を進める。両社は、航空機産業における人材育成や技術開発の分野でも協力を強化する意向を示している。今回の提携が、国内外の航空機整備業界に与える影響が注目される。
プレスリリースはこちら