株式会社ファミリーマートは、ミーク株式会社との資本業務提携の一環として、店舗の省エネ・節電を目的に「CO2換気制御機器」と「遠隔稼働監視システム」を導入することを発表。この取り組みにより、今年2月末までに約1,100店舗での電力消費の削減が見込まれている。

「CO2換気制御」機器導入と、CO2センサー正常動作の視覚化が鍵。

ファミリーマートは、昨年3月に建設・管財本部内に「エネルギーマネジメント部」を新設し、省エネへの取り組みを強化した。この新設部門のもと、約1,100店舗に「CO2換気制御」機器を導入する計画を進めており、これにより店舗全体の電力使用量を約2%削減することを目指している。
この「CO2換気制御」は、店内のCO2センサーが計測した濃度に基づき換気扇の動作を自動制御するシステムで、空調負荷を軽減しつつ空気環境を維持する技術。この技術により、効率的なエネルギー使用が可能となる。
さらに、ミーク株式会社の協力で約450店舗に遠隔稼働監視システムを導入し、CO2センサーの正常動作を『MEEQ SIM』と『MEEQデータプラットフォーム IoT ストレージ』を活用して視覚的に把握。異常が検知された場合には、即座に通知される仕組みが整えられている。
今後もファミリーマートは、「エネルギーマネジメント部」を中心に省エネ対策を積極的に推進し、店舗運営の効率化とコスト削減を図る方針だと語る。ミークのデジタル技術とファミリーマートの営業基盤の融合によって、コンビニエンスストア脱炭素化の新たな道が拓ける可能性がある。

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